2019年06月12日 10:30  

本物にふれる大切さ~子どもの感性を育てる~

幸田町、岡崎市、西尾市、蒲郡市に出張専門で産前・産後のケアを中心に開業していますさくらんぼ助産院の岩本知帆です。

もし、ご自身の体調でお悩みがあれば今の生活内容を見直してみてください♪
どうしたらよいのかわからない、困っている方はさくらんぼ助産院へご相談くださいね( ^ω^ )
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私が子育ての中で大切にしている事の一つに『本物にふれる』があります。
絵本や映像ではなく動物も様々な遊びも生活の中の一つ一つを自分で体験し感じてもらう。
なぜ、大切にしているかと言いますと、実体験こそが子供の感性を育てるからです。

幸田町には『子どもに本物を観てもらいたい。感じてもらいたい』の思いで34年間ずっと活動を続けている団体があります。それが親子文化を育てる会。一昨年は人間国宝の野村万作さんと野村萬斎さんによる狂言会でした。
過去にはソプラノ歌手の佐藤しのぶさんやバイオリニスト千住真理子さんなど数々の著名な方が出演。
皆さん、ご多忙の中『子どもにこそ本物にふれてもらいたい』という会の思いにご賛同頂き本来はあまり来られない地方の幸田町まで来てくださっております。

そして、今年の公演がいよいよ今週末に迫ってまいりました。
今年は『藤原道山尺八コンサート』

藤原道山さんって誰?と思われた方も多いかと思いますのでご説明します。

現在、野村萬斎さんとにほんごであそぼに出演中。萬斎さんの横で様々な被り物をかぶって尺八を演奏している方です。

普段はこんな感じの方。右側の方が藤原道山さん、左側の方が今回共演してくださるマリンバ奏者のSINSKEさん


道山さんは尺八会の貴公子と言われておりご師匠さんは時期に人間国宝になられる方。ご本人もいずれ人間国宝になるだろうと言われるほどの演者さんです。

親子文化を育てる会のコンセプトに初めて聴く大人と子どもが楽しめることがあり、演目も初めて聴いた人でも馴染みのあるものを演者さんに選択して頂いていますので、我が子も『楽しかった♪』『また行きたい』と毎年楽しみにしております(^^♪

そんな公演ですので例年チケットは即完売。
今回はなんと!!若干ですがまだお席が空いており当日もあります(^^)/



『子どもに本物を』という思いで開催していますが、お子様連ればかりではなく一般の方も居られますので静かに鑑賞できるお子様が対象になります。
今年は未就学児入場不可です。お子さんを感性豊かに育てる為にはまずお父さん・お母さんに本物にふれてもらうことも大切です(^^)
託児もございますので久しぶりに旦那さん・奥さんと演奏会デートは如何ですか(*^▽^*)

公演について詳しくはももの木保育園Facebookhttps://www.facebook.com/events/2195011034071392/
又はももの木保育園0564-62-2390まで。


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近日は6/27日13:00~岡崎にて開催です。

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Posted by さくらんぼ助産院 助産師 岩本知帆(いわもとちほ) │コメント(0)

2019年06月06日 01:32  

私の流産体験~命の現場にて思うこと~

幸田町、岡崎市、西尾市、蒲郡市に出張専門で産前・産後のケアを中心に開業していますさくらんぼ助産院の岩本知帆です。

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命の現場に10年以上いますとおぎゃーと元気に生まれてくる命ばかりではありません。
時に、静かに生まれてくる命もあるんです。

今日は私が経験した静かに生まれてきた赤ちゃんの話を書きます。
(流産についての話ですので、『流産』の言葉だけでもお辛い方はここで読むのは止めてください。)

皆さん、流産って聞くと辛いこと・悲しいイメージがないですか?
私は長男妊娠前と次女妊娠前と2回流産の経験があります。

一回目の流産は結婚し、1年半。職場は産科で毎日出産と赤ちゃんに関わる現場でした。
生理が2日遅れたのでもしかしてと思い市販の妊娠検査薬を使ってみると薄く陽性+でした。
おぉー私もママになるんだとその日から生まれてくる赤ちゃんをイメージしてウキウキ(*^_^*)
それから5日後、生理が来まして????あれ??
もちろん、妊娠検査薬も陰性-になりまして化学流産でした。数日ですが色々想像していたので悲しい気持ちになりました。
その後、数か月して長男妊娠。病院で赤ちゃんの心臓の拍動が確認できた時には凄く嬉しかったのを今でも覚えています。

それから数年が経ち、我が家にも3人の子供がいて毎日が目まぐるしく過ぎていく日々の中での妊娠。
今回は妊娠反応はくっきりと陽性+。しかし、ずーーと少量の出血があり8週目に産婦人科を受診。
母としての直感で順調には育ててないだろうと感じていました。

きっと心拍は確認出来ないかなと思っての受診でしたが、赤ちゃんの心拍は力強くありました。
医師からは「心拍はしっかりしているし出血も徐々に落ち着くんでないかな?」と言われましたが
これは母である私しか感じない感覚だと思います。
上の子たちがお腹にいる時と異なり赤ちゃんの強さを感じない子(ここにいるよーー!と主張のない子)でした。

感覚的に言うと風の様な子。


それから3日後、出血量が増えて再受診。
赤ちゃんの心拍はありませんでした。なんとなくは予測できていたことだったのでショックは受けませんでしたが、「私のお腹から旅立ったんだなぁ」と思い少し寂しくなりました。


10年以上命の現場にいると、赤ちゃんがお腹に宿るのには必ず何か意味があると私は感じています。
それが、たとえ流産でも。お母さんへのメッセージなのか家族へのものなのかはずっと先にならないとわからない事だったりします。

心拍がないので、医師から流産手術の日程の話があったのですが、私はもう少しお腹の子と一緒に居たかったし、お腹の子が出来てきたいタイミングを待ってあげたかったので医師に手術は待ってほしいと伝えました。

ただ、感染してしまう危険性もあるので1週間の期限付きで帰宅しました。
帰宅した足で、子供を保育園に迎えに行き、寝かしつけ、朝起きてといつもの変わりない日常。
心拍がない赤ちゃんでも私と一緒に過ごせているその日常が私には心地よくて。


もうすぐ来るお腹の赤ちゃんとのお別れも、予定日を過ぎて赤ちゃんの誕生をいつかいつかと待つのと同じ気持ちで日常が過ごせました。
最後の受診から3日後、夕方からお腹がしくしく痛んでいましたがいつものバタバタした賑やかな時間が過ぎ、子供達が寝た後のとても静かな時間に赤ちゃんは生まれてきました。

まだ、10週も行かないので血の塊にしか見えませんでしたが「岩本家にいらっしゃい」と穏やかな気持ちでした。

赤ちゃんの成長や心拍が止まることは、今回の私の事のようになんとなく予測できるのは稀で、受診して突然、医師から言われることが殆どです。そして、すぐに処置の日程の話なので、お母さんの気持ちがどうしても置いて行かれてしまう。


また、赤ちゃんを人工的に子宮の外に出す処置は痛みを伴うため、麻酔を使用し行われるので、赤ちゃんが産まれたという感覚は処置を受けるお母さんには感じにくいかと思います。
麻酔の効いている間に処置が進み、目が覚めるとお腹に赤ちゃんは居ないことは、気持ちが置いてきぼりになっているお母さんにとって母として子供を取り上げられた感覚として悲しさや辛さが残ってしまうと私は思います。

現在,産婦人科では赤ちゃんの心拍や成長が止まってしまった場合はほぼ近日中に処置をする事が当たり前になっていますが、お母さんがお腹に宿った赤ちゃんとのお別れを受け入れられるよう、すぐ処置をするのか赤ちゃんが生まれたいタイミングを待つのかの選択ができてもよいのではないかと思います。

感染症の危険性も0ではありませんのでケースバイケースですが、お母さんを選んでお腹に来た命ですので、流産も人工的な処置をする前に赤ちゃんが自分のタイミングで生まれてくるのを待ってあげれたら今回の妊娠が結果的には流産だったとしても、その子がお腹の中に来てくれて一緒に過ごせた期間がしあわせだったと思えるのではないでしょうか?

流産を経験されたお母さんはほぼ全員が赤ちゃんが順調に育てなかったのは自分に原因があるのではないかと責めます。
車を長時間運転してしまったとか、何を食べてしまったとか。
でも、そんなお母さんの行動では赤ちゃんの命は左右されません。どのような形で、いつ生まれてきたいのかはお腹に宿った赤ちゃんの意思だと思います。

2回目の流産後、遠方に住む大切な祖母が末期のがんで余命いくばくもない事がわかりました。
その直後に次女の妊娠が分かり、妊婦で大変でしたが妊娠したことの報告と最後を見送ることも出来ました。
その後、夏に次女は元気に誕生。

風のように通り過ぎていった子の予定は2月末。祖母が亡くなったのは3月初め。
臨月や出産直後だったら遠方に住む祖母を見送れませんでした。
きっと、祖母と最後のお別れが出来るように風のように過ぎていったのかもしれません。

お腹に赤ちゃんが宿るのには必ず何かのメッセージ・意味があります。
男の子が生まれるのは『お母さんをお姫様にするため』
女の子が生まれるのは『お姫様のお母さんと一緒に人生を楽しむため』と聞いたことがあります。
どちらにせよ、お母さんの人生を幸せにするために赤ちゃんは皆さんのお腹にやってきます。

お腹の赤ちゃんとのお別れで立ち止まってしまった方は一度お話に来ませんか?現状からの一歩を歩みだせるかもしれません。
8月より月に何回か助産院開放日を設けます。
気軽に集える助産を目指し現在準備中です。




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近日は6/27日13:00~岡崎にて開催です。

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