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共働き世帯が知っておきたい中高生の実態

2020年05月21日 22:56  

共働き世帯が知っておきたい中高生の実態

幸田町、岡崎市、西尾市、蒲郡市に出張専門で産前・産後のケアを中心に開業していますさくらんぼ助産院の岩本知帆です。

もし、ご自身の体調でお悩みがあれば今の生活内容を見直してみてください♪
どうしたらよいのかわからない、困っている方はさくらんぼ助産院へご相談くださいね( ^ω^ )
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先日のYahoo!ニュースにて熊本の慈恵病院の相談口に中高生の妊娠相談が昨年より急激に増えている。(元URLが見当たらず。。。)
共働き世帯が知っておきたい中高生の実態

助産師24時間相談を開いている助産院での相談でも中高生の妊娠相談が増えていると。
https://www.mbs.jp/mint/news/2020/05/19/077057.shtml


なんでか?答えは簡単です。中高生が性について正しい知識がないから。

4月から休校になって、子供たちは自宅で過ごす。

共働きのご家庭だとお子さんだけで過ごす家庭もあります。

親が夕方まで帰宅しないのがわかっている状況で、友人や彼氏・彼女が遊びに来ていることも

私の周りのご家庭でも聞かれます。

先日は、中学生の息子さんがいるあるお母さんからのご相談。

母:帰宅したらシャワーを浴びた形跡があって息子に聞いたら、『彼女が浴びて帰った』と。

うちの子って男女の関係ありますか?と。

私:その可能性は高いですね。息子さんは正しい避妊方法は知っていますか?

母:仲の良い女の子がいるのは知ってましたがまさか彼女だなんて思ってなくて。

避妊法についてなんて話したこともありません。

性行為もよくわかってないと思います。

私:そのよくわかってないが危険なんです。性行為=妊娠する行為だと認識がない子がいるんです。

ということで、そのご家庭ではお父さんから息子さんと話してもらいました。


その結果、

彼女がいること。

休校となり自宅で二人で過ごす時間が出来て、会うと何となくセックスしており、すでに何回もしていること。

避妊法は膣外射精していることがわかりました。

お父さんから息子さんにセックスに伴う妊娠の可能性、

今妊娠した場合お互いにどうなのかを二人でしっかり話し合うように伝えたそうです。

また、コンドームの正しい使い方もしっかりと説明したそうです。

ここで、大事なポイントが2点。

①お子さんのしていた行動を否定するのではなくきちんとお子さんと話し合うこと
②子供なんだからそんなことしてはいけないというのではなくきちんと行動に伴うリスクと正しい知識を伝える

彼女は現在生理中で今回までのセックスで妊娠には至らなかったのですが、とても危険な状態でした。

お父さんと息子さんと話し合いの際大事なポイントはしっかり伝えて頂けてました。

その話し合いの後から、きちんと彼女が遊びに来る日はお母さんに報告があるそうです。

子どもだからセックスのことは知らなくていいで過ごしている日本の教育。


そして、その現状を知らない親御さんたち。

学校では十分に教えてもらえないと知っていてもどう伝えたらよいのかわからないと行動しない親御さんたち。

性行為=性産業・エロいことと認識している大人たち。

性行為は命を繋ぐ行為であることをきちんと我が子に伝えなくていいんですか?

知らないで傷つくのは誰ですか?

休校はもうすぐ明けます。

しかし、短いながらの夏休みもあり、第2波、第3波の可能性もある今だからこそ


ご家庭で話してほしいです。

さくらんぼ助産院では緊急企画オンラインセミナー『休校中、望まぬ妊娠に注意。共働き世帯が知っておきたい中高生の実態』を近日開催します。

ご自身の体調や生理不順でお悩みの方はさくらんぼ助産院へご相談ください( ^ω^ )
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■我が子へ伝える性教育講座 せいりのがっこうを東海愛知新聞社に取材頂き2019/5/5に記事になりました( ^ω^ )








Posted by さくらんぼ助産院 助産師 岩本知帆(いわもとちほ) │コメント(0)
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